会長あいさつ

「アフターコロナを見据えた都中社研」

会長 佐藤 敏数(羽村市立羽村第三中学校)

 昨年度に引き続き、今年度も会長の任に就かせていただきます、羽村市立羽村第三中学校長の佐藤敏数です。昨年度は会員の皆様をはじめ、多くの本会関係者の皆様の御理解・御協力により、都中社研の運営を進めることが出来ましたことに感謝申し上げます。また、私自身はもとより力はありませんが、今年度も会員の皆様の御支援・御協力をいただきつつ、本会の発展と研究の充実、生徒の学力向上に努めていきたいと考えていますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
 さて、令和2年5月22日に開催を予定していました、「令和2年度東京都中学校社会科教育研究会総会」は、新型コロナウイルスルス感染防止や社会の状況から中止とさせていただきました。各学校においても、昨年度末からの一斉休業により、学習内容・授業時間の確保のため、7時間授業や土曜日授業の実施等の工夫をされているところだと思います。加えて、生徒の感染予防や健康・安全確保のために日々尽力されているところだと思います。これらにより、会員の皆様においては、研修会の参加をはじめとした自己研鑽の時間の確保も難しい状況かと考えます。このことは、本会の運営・研究にも大きく影響しているところです。
 そのような状況下においても、本会の目的である、「中学校社会科教育の充実・振興を図る」こと、そのために、「社会科教育に関する調査研究」「研究会、協議会、講演会、見学・巡検等の実施」「会報・研究物等の発行」「関係諸官庁・他の研究団体との連携」を止めることは出来ません。
 今年度も会の運営テーマには、「持続可能な都中社研の構築」を掲げさせていただきます。そして、運営の重点として昨年度の6項目に1項目加えさせていただきます。
(1)オール東京での東京大会を目指した全会員の意識向上
(2)東京大会及び大会後を見据えた人材の発掘と育成
(3)新学習指導要領を踏まえた研究及び授業実践の充実
(4)新学習指導要領の全面実施に向けた準備
(5)都中社研の活動の啓発と情報発信
(6)都小社研との連携・協力
(7)アフターコロナを見据えた都中社研の在り方と運営
 今年度加えました(7)については、会員の皆様の御意見を踏まえながら、トライアンドエラーで進めて行かなければならない喫緊の課題と考えます。よろしくお願いいたします。
 令和3年11月には、国立オリンピック記念青少年センター・都内学校を会場として、「グローバル化する社会を生き抜くこれから生徒を育てる社会科学習―よりよい社会を実現するための資質・能力の育成―」を大会テーマに掲げて「全国中学校社会科研究大会東京大会」を開催いたします。この東京大会の大成功のためにも、「持続可能な」組織づくり、「アフターコロナの」組織づくりが必要です。この組織づくりは当然のことながら会員の皆様の御理解と御協力なく進めることはできません。今年度も都中社研の活動について、どうぞよろしくお願いいたします。

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