平成26年度示範授業のご報告

 12月11日(木)午後2時05分より足立区立竹の塚中学校を会場に、示範授業が行われました。示範授業は、指導的立場にある教員の授業を参観し、また講師の先生からご指導いただくことで、「明日への授業改善」に生かしていくことを目的に「社会科指導向上研修会」として位置づけられているものです。当日は、29名の先生方、また4名の税務広報広聴官にもお集まりいただきました。
 今年度は、足立区立竹の塚中学校 髙田孝雄主任教諭が、「公民的分野 (2)私たちと経済 イ 国民の生活と政府の役割」の授業を行い、講師として、元関東ブロック社会科教育研究会長 前港区立高松中学校長 久保田靖明先生をお招きし、「社会科授業の向上を目指して」と題して、ご講演いただきました。
 授業では、将来の望ましい税制について、前時で考えた自分の考えをもとに、同じ立場同士でグループを組み、それぞれの考えをまとめ、授業後半に、異なる意見の生徒同士がグループを組み直し、意見交換を行いました。税金を上げるべきか下げるべきか、また直視税や間接税についてどう考えるか等について、生徒は積極的に自分の意見を発表し合い、財源の確保や、社会保障制度などの現状について考えていました。
 久保田先生のご講演では、これからの社会授業について、公民的分野の目標は「現代社会」に対する理解であるとして、「気付かせ」「考えさせ」「生き方にコミット」する授業を目指すこと、多面的・多角的に考える力を身に付けさせるために、言語活動を充実させる指導法等についてご講義いただきました。

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